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不正の防止

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社会福祉法人において、不正を防止するためには、不正の3要素を理解しておくとよいでしょう。入居者からの預かり金を例に簡単に説明したいと思います。

 

① 不正を行う動機もしくは不正を誘発するプレッシャーの有無

→ 役職員の私的関係において金銭をめぐるトラブルがある場合などは、不正を行う動機やプレッシャーになります。金銭に対する感覚が麻痺している可能性があり、職場での振る舞いなどにも影響が出ているはずですので、見逃さないようにしましょう。

 

② 不正を行う機会の存在

→ 入居者からの預かり金は、会計帳簿外で管理が行われていますので、その管理が杜撰であると、不正を行いやすい環境になってしまい、不正の機会を与えてしまいます。会計帳簿外だからといって、安易な管理ではなく、その金銭の出納管理については、十分な態勢を整えることが肝要になります。

 

③ 管理者の姿勢や不正を正当化するような職場環境

→ たとえば、出納に関する管理が甘く、実際の現金有高と帳簿残高の違算を放置しているなど、出納に関して甘い姿勢をとっている場合には、不正を正当化してしまう要因になってしまいます。常に現金の出納に関しては、最大の注意を払って管理しているという姿勢を示すことで、不正を行いにくくすることになります。

 

これらの3要素は、不正が行われるか否かの要因をモデル化したものですので、不正が行われるリスクがあるところには、十分な内部牽制機能や承認手続、それから事後確認手続などを、制度として設計することが必要となります。