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会計監査人(その2)

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会計監査の基本的なプロセスを説明します。

 

① 監査計画の説明(参加者:理事および監事)

→ 1年間の監査がどのように行われていくのか、そして、どこに重点を置いた監査をするのかを事前に説明いたします。

 

② 事業内容や内部管理態勢の理解とチェック

→ 社会福祉法人の実施している事業内容は多様であるため、その概要の理解とどのような内部管理を行っているかを説明していただきます。

(1)介護保険事業

(2)老人施設等の事業

(3)保育事業

(4)障がい福祉サービス

(5)その他の事業

主な事業としては、上記のようなものとなりますが、その事業を行うプロセスを理解します。それによって、問題が発生しやすい項目を特定していくことになります。そして、その内部管理態勢が有効に機能しているかどうかをチェックしていきます。

 

なお、参考までに、入居者からの預かり金については、計算書類に計上されず、また不正の温床となりやすいため、その管理態勢については、重点的に検討させていただきます。

 

③ 実査、立会、確認

→ 監査の中でも最も基本的な手続で、期末日現在における、現金や有価証券の現物検査、医薬品や求職用材料などのたな卸しの立会い、期末日現在における銀行や証券会社に対する残高の確認を行います。

 

④ 実証チェック

→ 貸借対照表の各勘定科目の期末残高や事業活動計算書の数値を集計記録や原始証憑によってチェックをしていきます。そこで問題がある場合は、訂正をしていただくことになります。

 

⑤ 計算書類の表示チェック

→ 法人が作成された計算書類が、注記事項を含めて適正に表示しているかどうかのチェックを行います。単純な計算チェックから、記載の網羅性や正確性をチェックしていく作業になります。

 

⑥ 監査結果の報告(参加者:理事および監事)

→ 監査の過程で問題点となった事項について、議論を行い法人の見解と改善を検討する事項などをお打ち合わせさせていただきます。ここで話題になった事項については、法人の運営や管理態勢に役立つ内容をお話させていただきます。

 

⑦ 監査報告書の発行

→ 公認会計士または監査法人の内部に定められた担当外の公認会計士による所定の審査を受けた後、監査報告書が発行されます。審査は、監査が適切に行われたかのチェックであり、このようなセルフチェックによって監査報告書の信頼性が担保されることになります。

 

⑧ 監査の品質管理

→ これは、監査を社会的に要求される一定水準に保つために、公認会計士または監査法人が行わなければならない品質コントロールです。法人様には直接関係のないことなのですが、公認会計士または監査法人は、自己の監査の品質コントロールを、随時もしくは定期的に行っております。

 

このように十分な審査や品質管理を行ったうえで、発行される監査報告書というのは、社会福祉法人の計算書類に社会的な信頼性を付与することになるのです。

 

次回は、法定のスケジュールについてです。